3連休を利用しての
フエ、ホイアン5日間の旅。
この2つの街を選んだのは、
昨年、ハノイ空港で出あった日本人から
「ここはいいところよ。是非に」とすすめられたから。
それからというもの、行ったことがあるという人や、
べトナムに住んでいたことがある人に聞いてみたが、
「あそこはいいわ、いいところ。食べ物もおいしいし」とみなさんおっしゃる。
食べ物の魅力には勝てません!
調べてみると、
フエからはホイアンへの入口ダナンまで鉄道も通っているではないか。
乗り鉄ではないけれど、列車にも乗ってみたい!
景色もよさそうだ。
SVとしての2年間の任期終了まで1ヶ月余り。
夫には片付けなければならない仕事がまだまだ残っている。
けど、そこは思い切ってもらってー。出かけることにしたのだった。午前中の仕事をすませ、夕方の便でホーチミン経由でフエへ行くはずだった。
ところが、ホーチミンへのフライトがキャンセル。
お昼過ぎのフライトに変更、とうわけで、かなりのバタバタで空港へ向かう羽目に。
ところが、このハプニングのおかげ(?)で、おまけがついた。
ホーチミンでのトランジットが6時間。
で、ちょっとした
ホーチミンの市内見学ができた、というわけだ。
聞いてはいたけど、
空港から乗ったタクシーに早速ぼられた(
そうになった)。
が、途中でそれとわかり、
半分は根性で取り返したから、
お互い、まあいいか、って感じ。
至るところにホーチミン 映画の撮影?と思いきや結婚式の前撮りとにかく、エネルギッシュでパワフルな街という印象のホーチミン。
そんなホーチミンをあとにして、夜のフエへ。
フエは、1945年まで阮朝王朝がおかれていたところ。
歩いてまわるには、少し広すぎるけど、
古い建物が多く残る街並は落ち着いていて、ゆったりとした雰囲気が。
夜も10時近く、町には人も灯りも少ない。
そして翌日。とにかく寒かった。
べトナムってこんな気候だった?
町行くひとはみなダウンのジャケットを羽織ったり、厚いコート姿。
上着を用意していなかった私たちに、
見かねたドライバーさんが貸してくれたジャンパーを羽織って、市内見学へ。
ティエンムー寺、阮朝王宮、ツゥドゥック帝陵、カイディン帝陵。

これらの建物群は、
べトナムでは初の世界遺産だとか。
小雨けむるなか、
苔むした遺跡を歩いていると、
その昔の繁栄が偲ばれるよう。
よかったのが、
フエ風庭園。
ガイドブックによると、王や貴族に使えた官吏の屋敷、とあったが、
心地よい静寂に包まれた屋敷と庭園は、時の流れを感じさせない。
案内してくれた若いオーナーの雰囲気もよかったなあ。
質素な暮らしのようだったが、たくさんの本に囲まれての生活には、
気持ちのゆとりのようなものを感じさせた。


お昼はこれもまた昔のお屋敷を利用したレストランでの
宮廷料理。
実は、この旅の目的のひとつは、これでもありました。

パイナップルに灯りがともって。
カエルのフレーク。
横のおせんべいみたいなのに乗せて。
蓮の葉で包んで蒸したごはん。
蓮の実があさっりとしていいお味。
デザートは桃(?)のおまんじゅう


フォーン川沿いに建つ
サイゴン・モリンホテル。
110年の歴史ある素敵なホテルで、
ちょっぴり優雅な朝食を楽しんだ後は、
列車で
ダナンまで。

人間模様も垣間見えて、ダナンまでの3時間。
退屈なしの
鉄道旅でした。
ここからは車で
ホイアンへ向かいます。
ホイアンはまたあしたに。