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深夜、寝静まりかけた街に響く怪しげな音。
コンコンコンコン、カンコンコーン---。 カーンカーン、コンコンコンコン---。 喧噪から解き放たれた街に、 透き通った音がいやに響き渡ります。 正体が知りたい! 起きだして、窓からそっと下の通りをのぞいて見るとー。 少年が拍子木のようなものを打ち鳴らしながら歩いて行きます。 追いかけて行って、「何やってるの?」 聞きたい気持ちがムズムズですが、 何せ、住まいは5階。 まごまごしていると間に合いません。 そんな夜が何回か続いて---。 カンボジア人に聞いて見ました。 その音は---。 クイティオ(米麺スープ)の注文を取り歩くためのものだとか。 「屋台が来たよー」 竹の棒を鳴らして、少年が知らせてまわります。 少年に注文すると、少年は屋台まで戻ってオーナーに知らせます。 そして、クイティオの出前までしてくれるそうです。 プノンペンでは夜中も働いている人が大勢います。 ガードマンの多くは、 歩道にセットした簡易ベッドやハンモックで寝起きしているし、 トゥクトゥクを住まいがわりにしているおじさんもいます。 工事現場で働く人々。 出稼ぎの人や家族でしょう。そこに暮らす人たちもいます。 路上に出されたゴミの中から、 プラスチック容器やカン、段ボールなどを集めてまわる ゴミ収集を仕事とする人たち。子どもも働いています。 結構需要がありそうです。 なぜか惹かれるコンコンコンコン、カンコンコーン---。 最近は、コミカルなリズムも加わってきました。 音が途切れたその時には、 きっと注文を受けているのかも。 |
夕ご飯もすんで、
涼みがてらに見るともなしに、下の通りをながめていると、 トゥクトゥク(もちろん、走っている)に、 いやにバイクが近寄って行くな、と思った瞬間、 トゥクトゥクから大きな叫び声が。 ひったくりです! バックがひっぱられています。 とられたのか、それとも未遂に終わったのか---。 バイクは走り去り、 なす術もなく、トゥクトゥクもそのまま行ってしまいましたが、 まさか、その現場を目撃するとは。 ひったくりに気をつけること! カンボジアへ来て、最初に言われたことですが、 トゥクトゥクに乗っていても、ひったくりにあうんですね。 ついこの間、被害にあった人の話を聞いたばかりでした。 そういえば、City Busのチケットにも、書いてあります。 携行品に注意を! |
プノンペンの人口は、約170万人。
カンボジアの人口が約1,500万人ですから、 その10%以上が、プノンペンに住んでいることになります。 (2013年3月時点) 急速に経済発展しているカンボジア。 プノンペンで走っている車は、といえば高級車ばかり。 高層ビルがあっちにもこっちにも建築中で、 先月末には、ショッピングモール「イオン」が開店しました。 しかし、 運動靴一足あれば、端から端まで歩いて行けるのでは、 と思わせるようなプノンペンはコンパクトな街。 喧噪と雑踏のなかで、隣り合わせの富と貧です。 大通り。 高級車が走る横を、 天秤棒を担いだり、頭に果物を乗せて行く物売り。 交差点では、 停まっている車の合間をぬって花を売り歩く少女。 物乞いもいます。 麺を売る屋台をひく若い男。 その麺をすすっているセキュリティ(ガードマン)。 街路樹に吊るしたハンモックで子どもをあやす母親。 スーパーマーケット前では、 客待ちのトゥクトゥクやモトバイクのおじさんたちが 賭けトランプに興じているし、 客はもうあきらめた(?)のか、 トゥクトゥクの中で、のんびりと昼寝中のおじさん。 縁台でおしゃべりに余念のないおばちゃんたちもいます。 両替屋で、分厚い札束を数えている少年。 手伝ってるの? 仕事? その店先では、 日よけ帽とマスクで顔を隠したタバコのバラ売りのおばちゃん。 ビンに入れたガソリンも売っています。 ちょっと歩くだけで、こんなに見えてくる人間模様。 飽きません! これだから、街あるきはやめられませんが、 裏通りにはもっとさまざまな人間模様が---。 続きはまた書きたいと思います。 |
もやしとひき肉がたっぷり入った”バンチャエウ”。
サラダ菜やきゅうり、 ドクダミ(日本のドクダミより苦みが少ない)やミントなどのハーブと一緒に、 ピーナッツ入りのタレにつけて。 ピーナッツの香ばしさが、もやしとよくあっています。 バナナの葉っぱもおしゃれ。 ![]() マーケットでは、いろんなハーブを売っていて、ほとんどの料理に使われています。 |
日本語を勉強し、頭ではわかっていても、
なかなか話すチャンスがない。 私たちが学校で習う英語と同じです。 先日お邪魔した、経済大学での日本語の授業。 学生さんたちは、よく勉強していて、 かなり難しい日本語も理解できるのですが、 生の(というのもヘンですが)日本人に接する機会がない。 ---ということで、 関西弁ばりばりのわたしですが、 教科書だけの日本語ではなく、 いろんなしゃべり方に慣れることも大事。 いうなれば実習?でしょうか。 で、その後もちょくちょくお邪魔しています。 感心するのは、みんなほんとに熱心なこと。 そして、(俗っぽい言い方ですが)ほんと、目がキラキラ!なんです。 接しているだけで、 こんなことでいいのなら、いつでも来るわよ! みたいな気持ちになってしまいます。 彼ら彼女たちのバックグランドはさまざまで、 苦学生が多いんですよね。 わたしも、 みんなから、とても勉強させてもらっています! カンボジアで自慢したいところは?と聞くと、 1に、アンコールワット 2に、シアヌークビルをはじめとするビーチ そして、ラタナ・キリ。 ラタナ・キリは、ラオスやベトナムと国境を接する山岳地帯。 少数民族が暮らし、山中には数々の滝があり、 自然や、独自の文化が残っているそうです 牛の内蔵料理もおすすめとか。 うわあ、行ってみたい!! 聞いてるだけで、うずうずしてきます。 そして、忘れてならないのは、 「プロホック」。 魚を塩漬けし、醗酵させたもので、 マーケットでよく見かけますが、 ニオイがきつくてー。 わたしは、まだトライしていません。 調味料として使われることも多くて、 カンボジア料理には欠かせないそうですから、 知らず知らずのうちに口にしているのかもしれませんが。 |