プノンペン駅へ行ってみた。
仏領インドシナ時代に建てられた存在感ある立派な駅だ。

鉄道はプノンペンを起点に南と北線の2路線。
クメールルージュによるインフラ破壊や荒廃もあり、
旅客列車は現在運休中だが、南線のみ貨物列車が時に走っているようだ。

南線はプノンペンからシアヌークビルまで。
この線路には、
カンポットへ行く道中に何回か遭遇した。
北線はシュムリアップの先、シソポンという町までのびている。
昔はタイの鉄道とつながっていたようだ。
この北線、プノンペン駅近くで見る線路は土に埋もれ、
線路に迫る感じで、スラムのような小さな家々がひしめいていて、
線路上にはテーブルや椅子も。
井戸端会議の場と化したような線路に、
これじゃ、
復旧はまだまだ先、と思ったものだった。
その復旧工事 、アジア開発銀行の支援を得て、
‘13年の全線再運行をめざしていたが、沿線住民の移転問題など、
やっぱりね、って感じで、今年中の復旧は到底ムリでしょう!
駅で出逢った軍人は、来年には、と言っていたがいつになるのか。
まあ、期待しないで待っていましょう。
さて、
駅舎。
軍が警備していて、構内へは立ち入り禁止。
入り口でチェックしていたが、そこをなんとか---。
少しだけ入れてもらって写真を撮ってきた。

広々とした構内はガランとしていて、ホームに続く扉は閉められていたが、
扉の向うには工事する人の姿がチラホラ。
旅行者の気分を味わってみたい、ホームに立ちたいな、
と横手入り口にもまわってみたが、ここもガードが固くてダメ。
で、柵の間から写真だけ。
撮り鉄だったら、向うには列車も見えるし、もうちょっとネバッタかもしれないが、
あきらめて、駅をあとにした。がー
期待しないで、とは言ったものの、
ほんとに来年こそは運行できるようにがんばってほしいものだ。
この駅が活気をとりもどし、人々で賑わっている姿が見たいです!
もったいないですよね、これだけのものがあるのに。
宝のもちぐされですよ。
青い空に映えてきれいでした ープルメリアー