マンゴーの雨
降るよ、降るよ、と待たれていた雨が、とうとう降りました。
昨年の12月以来です。
水不足で困っているところもあったそうなので、
まさに恵みの雨でした。

乾期まっただ中のこの雨、
カンボジアでは、「マンゴーのための雨」と呼ばれているようです。
マンゴーの季節到来をまえに、
おいしいマンゴーを実らせるための雨、なんだとか。

P3250026_convert_20150329123639.jpg  P3250013_convert_20150329130049.jpg

わたしたちの住むこの通り、
家々は言うに及ばず、歩道にもマンゴーが植わっていて、
花の時期も過ぎた今は、
『もうちょっとがんばって大きくなってね』
といった感じのマンゴーたちが、
手の届くようなところにもぶら下がっていたりするんですが、
マンゴーにとっても恵みの雨なんですね。

          P3120007_convert_20150329124139.jpg 
      写真ではわかりにくですが、マンゴーをとる道具です。
           竹の先をいくつかに割って、
       とったマンゴーが入るように輪になっています。
 
 まだ熟していない緑色のマンゴーもこちらの人は大好き。
 千切りにして、お漬物にしたりサラダに入れたり。
 わたしは酸っぱくてちょっとニガテなんですが、
 ザクザク大きめに切って、塩や砂糖、香辛料を混ぜて、
 おやつっぽく食べたりしています。
    
 

スポンサーサイト



【2015/03/29 14:07】 | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
お釈迦さまの木「ホウガンの木」
ランカー寺の正門近く、
木からぶら下がった花を摘んでいる若者を見かけた。
一度は通り過ぎた---のだが、好奇心がムクムク。
後戻りした。

よくよく見るとその花、
何とも奇妙な恰好で咲いている。
説明するより写真をごらんいただく方がわかりやすいですね。

P2250013_convert_20150320181232.jpg P2250011_convert_20150320181055.jpg

地面に近い太い幹から、直接ぶら下がるようにしてついている花房。
こんな花、というかこんな木、はじめてです。

若者に尋ねてみた。

木の名前は「リヤン・プノン」。
(後で、クメール語の先生に聞いたところ、これは話し言葉で、
 正しくは「ボー・プラック=ボーの木」というようだ。)

この木の下で、仏陀は安産で誕生された。
この花を乾燥させ、ボイル(煎じて)して飲むと、妊婦さんや
女性の健康にもいいとされている。
とのことだった。

安産だったお釈迦さまにあやかろうということなのか---。

ところで---仏陀に関わる三大聖樹といえば、
生誕=無憂樹、成道=天竺菩提樹、涅槃=沙羅双樹とある。
なので、
リヤン・プノンは「無憂樹」かも、と思って、ネットで調べてみるとー。
無憂樹とは似ても似つかず、花の形も全然違っている。
ではいったい、和名では何という木?
木の名前に辿りつくまでが大変だった。
     
とうとう見つけました!「タイに魅せられてロングステイ」というブログの中に。
その中にあったのです。この木が!
名前は、サガリバナ科の「ホウガンの木」

  タイ仏教では、お釈迦様の誕生を見つめていたのが、
  このホウガンの木とされているそうです。
  だとすれば、カンボジアでも同じよう解されているということですね。

  花の後には、直径20センチほどの実をつけるそうで、
  その実がまさに砲丸的?
  英名は、キャノンボールツリー


それにしても、はじめてであった不思議な木。
砲丸のような実、早く見てみたいものです。
      
   
   
【2015/03/20 19:12】 | 街あるき | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
仕入れ旅に同行
ひょんなことから、岩手でカンボジアの雑貨を売っているという女性の、
仕入れ旅に一部同行させてもらいました。
目ざすは、メコン川中州にあるコー・ダエ村(コーは中州の意なので、ダエ村?)

P3080054_convert_20150310162802.jpg  P3080014_convert_20150310151910.jpg

  といっても、このダエ村。
  プノンペンからは車で20分、地元フェリーで、約10分の距離。

メコン川を渡るのははじめてです。
東南アジア最長の川、メコン
ほんのさわり、って感じのメコンでしたが、
やっぱり壮大!
いつかメコンをラオスやミャンマーへと行ってみたいものです。
  
訪ねたのはカンボジアのNGO、Nature Saves Cambodiaの織物・染色工房です。
  NSCの活動はこちらを。http://naturesaves-cambodia.org

この村にはつい最近、
電気が通ったそうですが、料金が高くて、人々の利用はまだまだだとか。

P3080016_convert_20150310151438.jpg  P3080031_convert_20150310151740.jpg
                           ーNGOの工房ー
  摘んだ綿から種を取って、糸を紡ぐ。
  果物の皮や種子、木の皮で紡いだ糸を染色。
  布を織るのは手作りの織り機。
  ひとつ一つがていねいな手作業です。

彼女の仕入れが終わったあとは、村の人の手料理でお昼ごはん
裏庭から採りたてほやほやのパパイヤがたっぷり入った炒め物。
プロホック(塩漬けして醗酵させた魚)とひき肉を炒めたものは、
キュウリや人参につけて。
肉味噌のようで、これは食がすすみました。

P3080044_convert_20150310151149.jpg P3080050_convert_20150310151313.jpg

いい人、いいもの、そして美味しいものに出あえた一日でした。




【2015/03/10 16:45】 | プノンペン近郊 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
| ホーム |