暮れも近く、お昼に入ったお蕎麦屋さんで、
ショッキングな話を聞いた。
「ここらあたりでは、ビニール袋にストロー突っ込んで、
シンナー吸っている子どもたちをよく見かけるんですよ」
お店のまわりは小さな飲食店が立ち並ぶいわゆる繁華街。
路地が絡み合うようして奥へと続き、
夜にはきっと怪しげなムードが、という感じが漂っているー。
話は続く。
「子どもたちはシンナー欲しさに、物乞いしたり、物を売ったり、働かせられるんですよ」
ストリートチルドレン。
チルドレンばかりでなく、大人もよく見かけるプノンペンですが---そんなストリートチルドレンを保護、
教育や職業訓練などの活動支援とおして、
社会復帰を目ざすローカルのNGOが運営する
「フレンズ・ザ・レストラン」。
行ってきました。

表の壁面には子どもたちが描いた絵。かなり人目を惹いています。
室内にも子どもたちの絵が飾ってあって、それがまた味があり素敵!


レストランでは、
”Teacher”(
背中にプリントされている)が接客などサービスの仕方を教えていました。
創作クメール中心の料理は、見た目もおしゃれで味もよし。
わたしは、マレーシア料理のラクサをオーダーしたのですが、
クメール流にアレンジしてあって、
ひと味もふた味も変わったラクサが楽しめました。
さすが、フレンズの名物料理と銘打ってあるだけあるわ。
ラクサは、スープのベースが魚のすり身味のヌードル。

青リンゴとミックスベリーのジャムっぽいのに、
クランブルとアイスクリームをのせたデザートもおいしかったし、
次は何を注文しようかな、と
期待を持たせてくれます。
すっかり気に入ってしまいました。
こちらは、夫オーダーの豚肉と野菜のサラダ風の一品。アヒルの卵も。