「世界フィルム遺産フェスティバル」という催し物があって、
日曜日に出かけてきました。
5月31日から昨日までの8日間に何と53本もの映画が上映され、
昨日はその最終日だったのですが、会場は通路もうまるほどの満員御礼。
全映画の中で唯一のカンボジア映画だったこともあるでしょう。
そのほとんどが若者でしたが、
日本とはまた違う会場の雰囲気で、その盛り上がったこと。
観た映画のタイトルは、
1971年に製作された
「Khmers After Angor」。
クラスで友だちだった2人(貧乏なChey、金持ちのSuas)の
その後の生活を中心に、Cheyの婚約者をSuasがお金に物言わせて
横取りするといったストーリーでしたが、
最後は、CheyがSuasに勝って、めでたしめでたし!
Cheyの弟が、借金取りや商売敵をやっつけたり、
兄の婚約者に色目を使ったり‥‥。
狂言まわし役なんですが、可愛くておもしろい。
アクションもあって、会場はヤンヤの喝采。
「えッ? こんなとこで笑うの」といった場面もあったりで、
カンボジア文化の一端にもちょっぴりふれたようなー。
ちなみに、日本映画の上映は、次の2本。
「エノケンの飛助冒険旅行」
1949年「おはよう」
1959年 トンレサップ川沿いの「チャットモック劇場」 川に浮かぶ漁船