アンコール・トムもご紹介しておきましょう。
トムはクメール語で「大きい」。
なので、
アンコール・トムは大きな都。
王宮は木造だったとかで、残っていません。
周囲の城壁にある塔門をくぐって中に入るのですが、
ここを通っている道路は今もなお、周辺の村の人たちの生活道路。
バイクやトゥクトゥク、自転車、耕耘機(?)なども、
ふれれば崩れ落ちそうな塔門をフツーにくぐり抜け、王宮内を走っています。
自然な空気というか、ふあーっとした空気感が漂っていて、
いかにも「遺跡でゴザーイ」っていうのがないのがいい。
ここが、日本とちょっと違う感じ。
中心にあるのが、
バイヨン寺院。
回廊のレリーフに、王宮内の様や戦い、人々の生活が描かれていて楽しい。
アンコール・ワットを見終えたあとの
疲れた目と体にすんなり入ってきます。
レリーフの一場面
バナナを焼いたり、ブタをゆでたり、
米をついたりの炊事の様子。
ごちそうを捧げ持つ人もいます。
魚を捕っているシーンでは、
ワニに足をかまれる寸前の人や
アミを投げている人もいる。
足の裏をコチョコチョされている人や、
トラ(?)に睨まれ、
木の上に身を隠している人も。
赤ちゃん誕生のシーンまであって、
人々の仕草がユニークに描いてありました。
ここ、おススメです。