ベン・メリアからの帰り、
寄り道したいんだけど---、とガイドのロンさん。
立ち寄った村には、
日本の団体の援助で設置された
井戸が。
井戸はこの6月に出来上がりました。
それからは訪れる機会がなかったので、
井戸の様子を確認したいのだ、とロンさん。
カンボジア、と聞くと、
浮かんでくるのが、ボランティアによる学校建設と井戸掘り。
これらの活動を組み込んだスタディ・ツアーもさかんなようだ。
ロンさんいわく、
井戸を掘る費用も、一基2万円(日本円)くらいからとピンキリ。
この井戸には締めて20万円かかったそうです。

掘削が浅いと、
わずか2年ほどで水が出なくなってしまう。
そんな井戸も多いらしい。
そこで、この井戸は
今後に備えて、掘削が50メートル。
ポンプも洗い場もしっかりと頑丈な作りです。

背丈ほどある大人用の自転車を押して、
女の子が水汲みにやってきました。
そんなにいっぱい汲んで大丈夫?
持てるかなあ。
近所のおばさんが、
自転車の荷台にバケツを積むのを手伝って。
女の子は木陰の向うに消えていきましたが、
井戸が出来てよかったこといっぱいありますね。
援助の申し出を受けたロンさんは、現地の人からの聞き取りで、
ここなら水脈がある。水は出る。と確信して設置場所を決定。
その後のメンテナンスにも考慮し、掘削は現地の業者さんで。
そして、井戸が出来上がった。
援助された団体さんに成り代わって、ロンさん、この後もフォローよろしくね!
(すみません!勝手に。水、しっかりと出ていましたよ。)