
日曜日、ブラブラ街あるきを楽しんでいると、
路地の突き当たりに
結婚式のテント発見!
覗かせてもらえるかなあ---
ちょっと行ってみよう。
これは今回の結婚式のとは違うけど。
会場は、こんなふうに道路に
白とピンクのテントを張って。テントの中は、まだ準備中のようだった。
と、テントの中にいた人が、あっちあっちと指をさす。
いいの?
手招きされるまま奥へ進んで行くと、
花婿花嫁さんの姿が見えた。
お二人は数人に囲まれてお色直し中。
とここでもまた、あっちあっちというように指をさす。
見ると、奥まった家の前に結婚式の舞台(式場)がしつらえてあった。
どうやら、式が終わったばかりのよう。
「少し待ってて。あっちへ行くから」と花嫁さん。
衣装を整えたら、あっち(式場)で写真を撮るので、
あなたたちもそこで写真を、ということらしい。
間もなく、花婿花嫁さんが式場にもどってきて、
座ったり立ったり、見つめあったり、さまざまなポーズで
記念写真の撮影がはじまった。

わたしたちもと写真を撮らせてもらっていると、
そこへあがって一緒に撮ったら、とまわりから声がかかった。
「えっ、そこまでさせてもらっていいの?」
厚かましくもまわりの皆さんの笑顔に送られて、舞台の上で一緒に記念写真。
「オークン チュラン(ありがとうございました)」ぐらいのクメール語しか出てこず、
お幸せに、ってクメール語でどういうんだっけ、
ともぐもぐしているうちに2人はまたお色直しに。
まわりのお客さんたちが移動し始めた。
次は
テントに場所が移り、パーティがはじまるようだ。
さあ、わたしたちはここまで。
テントの脇を通るとき、またもや手招きされたが、まさかそこまでは、ね。
豪華でもないし派手な、という感じでもなかったが、
そこに暮す人たちの
あったかさに囲まれたいい結婚式だった。
見ず知らずのわたしたちをほんとにオークン・チュラン!
ソーム チュンポー タガイ アーピアピピア (ご結婚おめでとう!)