この月・火曜日の2日間、
国家高等教育卒業試験が行なわれました。
全国統一の試験です。
高校を卒業するためには、
合格が必須条件で、
その出来いかんで、ほぼ進路が決定してしまう。
というほどに、実に大変、かつ大事な試験なんだそうです。
ただいま卒業試験実施中 近くの高校で ところが、
昨年の合格率はなんと25、7%。
74%もの不合格者が出てしまったのです。
これを受けて、
政府は異例の再試験(追試)を実施したのですが、
なんとこの合格率も17、9%。
あわせての合格率は40%余ということでした。
なぜ、これほどまでの不合格者がでてしまったのか。
昨年の試験の様子や結果は、
NHKの海外ニュースでもとりあげられていたので、
ご存知かもしれませんが、
持ち物チェックやカンニング、教師や試験監督官に賄賂を贈り(受け取る)、
事前に問題を教えてもらったりといった
不正の数々を
徹底的に取り締まり、防止した結果、ということなんですが---。
当時は、教育大臣の(不正防止の)決断ぶりなどこの話題で持ち切り。
新学期のスタートも、ずいぶんと遅れました。
今年も校門前や入り口には警官を配備。厳重な持ち物チェックを実施。 ちなみに、
2013年の合格率は87%。
もちろん、追試は実施されていません。
数字をみても、
これまでいかに多くの不正が行われていたのか、ということになりますね。
公然と答を書いた本などが事前に売られていたというから、なんとなんと、です。
校門前には子を待つ家族の列が。 試験を終えた高校生。賄賂を贈ったり受け取ったり。
この背景には
教師の給与が低く、
アルバイトをせざるをえないといった問題も絡んでいて、
なかなか根深いものがあると思っていますが、
今年の合格率はどのくらいになるんでしょうか。