なっちゃんが旅立ってしまいました。
8月31日午後2時30分、14歳と2ヶ月でした。
ちょっとしたことでひょろっとなったり、
あんなに好きだった外にで出るのを嫌がったり、
少しずつ弱っていくなっちゃんを見て、
いつかはこんな日が---、と覚悟はしていましたが、
ほんとつらいです。

なっちゃんには、助けられたり癒されることがいっぱいでした。
なっちゃんのいろんな仕草が思い出されます。
平成13年8月。わが家の一員になった「なっちゃん」。
夏にやってきた、ということでの命名でした。
バンビのように可愛かったなっちゃん。
いつもなっちゃんと一緒でした。
小ちゃな頃、
野良犬に小川で遊んでもらって(?)からは、水遊びが大好きに。
泥田に入って全身ドロドロの泥だらけ。平気な顔で出てきたなっちゃん。
そのあとのシャンプーが大変でした。
なぜか子どもが苦手だったなっちゃん。
前方に子どもを感知すると、くるりと後向き。
後戻りしていたなっちゃんです。
甘えん坊だったなっちゃん。
シャンプーをしてもらっているわたしの膝へポンと飛びのり、
美容師さんを驚かせたこともあったなあ。
散歩の途中の立ち話、
わたしの横にちょこんと座って、終わるのを待っていてくれたっけ。
車が大好きだったなっちゃん。
わたしの膝が定位置でした。
好き嫌いは多かったなあ。
お客さんには、私よりも早く玄関へ。
そこにあるものをくわえてはお迎えしていました。
縁側に座って外を見るのが大好きだったなっちゃん。
じぃーっと見ていました。
帰ってくると、走ってきて迎えてくれたなっちゃん。
ある時、帰宅すると、駆け寄ってくるなっちゃんの姿が見えません。
どこへ行ってしまったのか。内も外もどれだけ捜したか。
捜し疲れて、ふと、
ふだんは使わない部屋のなかをのぞいてみると、
そこにはすましたなっちゃんの姿が。
拗ねていたのかもしれません。
近所の人にも可愛がられていたなっちゃん。
「なっちゃん元気?」があいさつがわりでした。
なっちゃん、今頃は虹の向うかな。

なっちゃんと一緒に日本に帰る。
願いは叶わなかったけど、
なっちゃんには、
いっぱいの”ありがとう”を贈りたいです。